「よん・さん・とお」に合わせて登場し、全国津々浦々で活躍していた「国鉄コンテナ」Ｃ１０形式，Ｃ１１形式でしたが、やはり使っているうちに汚れたり、傷ついてきたりしてしまいます。
この当時は、汚れたコンテナを定期的に洗浄することもなく、コンテナの状態に「ばらつき」が見られました。

「こんてにゃあ」では、商品の中に３種類の塗装違いの製品を混ぜて、それとなく雰囲気を出してみましたが、それでもまだ「きれいな」の範囲に収めています（つもりです）。

なのでこの機会に、実際にこのくらいはあった（と思う）、「ちょっと汚れた」国鉄コンテナを作ってみました。

やり方は、戦車プラモなどミリタリーフィギュアのウェザリング方法と同じ。
普通に組み立てた「こんてにゃあ」をベースに、汚し塗装（レタッチ）を加えたものです。

ベースの「こんてにゃあ」は、Ｃ１０形式、Ｃ１１形式ともに「やや明るい色」タイプを使っています。
ウェザリングに使用したのは、水性塗料とパステルの粉です。

水性塗料の方は、ビンに入ったもの（レッドブラウン，ダークアース）のほか、ペンタイプのもの（ガンダムマーカー・リアルタッチブラウン，グレー）などを流して、乾く前に綿棒の先で拭き取ります。
また屋根上には、ペイント補修の跡に見えるように、思いっきり薄めた塗料（黄緑）を筆塗りで所々に塗っています。

パステルの粉は、サンドイエロー系のものを擦り付けてます。
さらには、標記の擦れやリブ角の傷は、カッターの刃先を使って軽く削り落として表現しています。

最後に、パステルの保護と筆跡をごまかすために、艶消しトップコートを吹き付けました。
今回の汚しは、まだ普通のような・・・。

凹凸のある面で構成された「国鉄コンテナ」にウェザリングをかけてみると、この凹凸が強調されて結構いい感じになりますね。
（自己満足？）

今度は、大きな凹みがあったり、錆が流れ出していたりして、もっと傷んだ状態（汚れ・傷みもさながら、番号を消したペイント補修跡とかもあって・・・）な、「すっごく汚れた」国鉄コンテナも作ってみたいかも・・・。

みなさんも、こんな「汚れ・こんてにゃあ」に挑戦してみませんか？　ウェザリングの練習にも「こんてにゃあ」はもってこいです(笑)。