かしゃ・屋根付きなのにゃあ！

**国鉄・ワム90000**
ワム90000は、Ｓ28年から10,000両以上が製造された有蓋車です。初期の車輌はワム23000（Ｓ13年より製造）の走り装置を２段リンクに改造したもので、その後ワム90000として新製されたものが登場。さらにＳ43年のスピードアップ時に対応してワム23000から改造編入されたものが加わりました。製造（改造）が長期にわたるため、それぞれに細かい差異があります。
モデルはKATO製ワム90000に加工したものです。初期改造のグループは、扉のリブを削り取っただけです。車体の標記はデカールです。車輌番号は、ワム23000時代の番号の頭に１を加えたものになっています。こちらは、急行便塗装されたタイプです。黄帯・急行便表示ともデカールです。車体形状は、ワム90000として新製されたものです。

**国鉄・ワム581000／板ガラス専用車**
Ｓ42年に一般のワム80000を改造して作られた、大型板ガラス用の物資別適合貨車です。Ｓ44年には新製増備も加わっています。合わせて581000～581024の25両が作られています。外観の差異は、天井のスライド扉と、妻面のはしごがポイントです。モデルは、KATO製ワム80000にペアハンズ製のエッチングパーツを組み合わせたものです。パーツ利用以外のディテールアップはしていません。標記はデカールです。

**ＪＲ貨物・ワム280000　ＪＲ貨物広告ＰＲ車**
ＪＲ化当初、ＪＲ貨物の告知・ＰＲに、一部のワム80000が塗装変更されて日本中を走り回りました。このＰＲ用ワムの塗装には、コンテナブルー地に赤帯の入ったものと、コンテナブルー地にキャッチコピーが描かれたものがありました。このキャッチコピーには「パワー全開ＪＲ貨物」と「未来を拓くＪＲ貨物」の２種類がありました。これらはどちらも、番号が280000台の車輌が使われていました。
モデルは後者のキャッチコピーのタイプです。Tomix製のワム280000の塗装替えで、屋根を残してコンテナブルーで塗装しています。車体のキャッチコピーや標記類は、デカールにプリンターで打ち出したものを貼っています。

**ＪＲ西日本・ワム80000／配給車**
ワム80000の配給車では、白帯が一本入れられているのが普通ですが、ＪＲ西日本が広島地区で使用している車輌は、車体全体がモスグリーンに塗装され「ＳＵＰＰＹ　ＬＩＮＥ」のロゴが描かれています。なお、現在在籍している車輌はすべて280000以降の車輌です。
モデルは、KATO製ワム80000とTomix製のワム280000の塗り替え品です。車体に描かれた標記はデカールで再現しています。

**国鉄・ワキ10000**
ワキ10000は、Ｓ40年に高速貨車の試作第１号として製作されました。翌Ｓ41年から量産が始まりました。車体は、ワキ5000と同じものですが、軽量化のため側扉はアルミ合金となりました。また高速運転にそなえて、空気バネのTR203に、電磁自動空気ブレーキ、空気管付き密着自動連結器などを装備しています。車体色はアルミ地肌のまま銀色で、屋根、妻板などは黄緑６号になっていました。
（　ワキ10125／南　）モデルは、KATO製のワキ10000をディテールアップしたものです。車体各部の手すりをタヴァサ他のエッチングパーツに置き換えた他、床下にブレーキペダルを取付けました。ワキ10125のリブ付き三角屋根は、GM製のマニ44の屋根を移植したものです。
（　ワキ10000／東　）こちらは、先行試作車です。塗装が緑一色の他、扉の上部にある手すりがありません。

**国鉄・ワキ50000**
ワキ50000（59000番台）は、Ｓ53年にワキ10000型高速有蓋車を改造した車輌で、25両が作られました。台車はTR203からTR216に交換。捻出されたTR203はコキフ51000に使用されました。車体色はとび色２号に側扉は銀色。ワキ10000の方は早々に現役を引退して（イベント／カートレイン用は除く）しまいましたが、ワキ50000は小型コンテナ輸送用にしばらく使われていました。
モデルは、実車と同じワキ10000（KATO製）に、台車交換と塗装・標記を変更したものです。こちらは手すり交換などのディテールアップはしていません。

　　　

SHOPnekomata / MIKECAT
Copyright Nyago .T