ドイツ・アルゲマイネ社製の10ｔ凸型電機。大正12年の製造で、車歴は実に70年以上？！
Ｓ16年に宇部炭坑から銚子電鉄にやってきました。
当初は貨車以外に客車も牽引していましたが、後年では仲の町駅に隣接するヤマサ醤油の食塩を輸送していました。
Ｓ59年に貨物輸送が廃止されてからは、仲の町駅の隅っこでおとなしくしています。

　

モデルは、最近リニューアルされたワールド工芸製の真鍮キットを組み立てました。例によって、瞬間接着剤で組み立てていますので、車体の接合箇所にはプラ棒をあてて補強してあります。
このキットは、車体が折り曲げ済みで各パーツの合いもとても良く、組みやすいキットでした。台車枠の折り曲げに気を使うのと、その走行性が心配でしたが問題ないようです。
唯一の加工は、カプラーの取付け高さがキットのままでは低いので、溝を１ミリほど上に延長し、KATOカプラーの機関車用を接着しています。
塗装は黒。窓縁が白でアクセントになっています。屋上のビューゲルは、外枠が赤茶色になっています。