コキ10000系の生産と同時に開発された、片妻・一方開きの５ｔコンテナです。Ｓ41年より量産されています。

これらのコンテナキットは折り曲げではなく、バラバラになっている各面を突き合わせて組み立てるので、角のラインがカッチリ出せます。（ただし各面をつなぐのに、のりしろとして５ミリ角材などを別途用意する必要がありますのでご注意ください。別途アングル材もあります。）

また、各社プラ既製品のコンテナを芯にして組み立てるのも良いでしょう。（芯にするコンテナは、表面を削るなどの寸法合わせの加工が必要です。）

　

Ｃ１０と同時期に生産された片妻・両側３方開きコンテナ。こちらもＳ41年から量産されています。

それぞれの５ｔコンテナのキットは、各面をそれぞれ２枚重ねにして複雑な凹凸を再現しています。
妻面扉部の開閉てこは、上下でハトメを使って止めるとよりリアルになります。（妻面裏にハトメの位置決め用の印があります。0.4φで開孔します。）

全面スリットだらけの通風コンテナです。通常のコンテナに混ざると良いアクセントになります。
Ｖ１１とＶ１０の違いは、妻面のベンチレータ形状と、側面ではサボの位置が異なります。
通風機能が幸いしてか、現在も倉庫などとして残っていることも多いコンテナです。

それぞれの５ｔコンテナのキットは、側面の寸法を優先して制作してあります。
側面だけをKATO製コキ車の、コンテナ側面に貼り付けて使うことも可能です。

　
（右　：　ＵＣ-５タイプ）

Ｓ44年より、フレートライナー専用に製作された10ｔコンテナです。片妻開きのものがＣ900型、両妻開きのものがＣ901型で、ともに20個づつ生産されました。
Ｓ45年から生産されたフレートライナー用の、ＵＣ-５型・私有コンテナにも、Ｃ900と同型のものがあります。（厳密にはサボ受けの位置が異なります。）

キットはＣ900／Ｃ901のどちらかを選んで組める、コンバージョン・キットになっています。妻板が側面，屋根の内側に入り込むように組み立てます。

　

上記コンテナ・キットを組むときに便利な「アングル」のセット。溝に沿って折り曲げ、のりしろ用の角材の代わりに使います。１セットでコンテナ３個分。接合方法は瞬間接着剤，ハンダ付け兼用です。

コンテナ・キット以外にも真鍮製車両キットなどの補強にも使用できます。