甲竜伝説ヴィルガスト／講談社・すみだひろゆき（企画・原案P．NEKOMATA）
ボンボンKCコミックス・KCBM601〜603，648，659，670，686　　各　￥390

これが甲竜伝説ヴィルガストの「原作」と言えるもので、ストーリー構成を実際ににゃご自身が担当し、それを元にすみだ氏が漫画に完成させていました。（他の出版物のほとんどは事後監修です。）
単行本は全７巻で、各巻に６話分づつを収録。
４巻の２話まで（20話分）が第１シリーズ、間に４話の外伝が入って、５巻以降（18話分）が第２シリーズとなっています。
やはり最後の部分はちょっと説明不足ですね、もう少し判りやすい構成にしたかったなあと思いますね。

ちなみに、第１シリーズのテーマは「究極の選択」で、第２シリーズは「善悪の基準」でした。
（えっ？そんなテーマがあったの？！）

７巻の188Ｐは、デラックス・ボンボン連載時にはわざと抜いてありました。
当初は「三智子」が帰ってきたと思った読者も多かったみたいですね。

Ｒ・Ｐ・Ｇ　甲龍傳説／青文出版社・隅田博之（企画・原案P．NEKOMATA）
ISBN　957-539-243，244，281〜285　　各　ＮＴ＄65

こちらは、講談社による中文版のコミックスです。台湾、香港向けに発行されていました。流行り（？）の海賊版ではなく、きちんと版権処理された出版物です。
原稿をそのまま製版していますので、台詞がオール漢字になっている他は変わりありません。

ちなみに、各キャラクターの名前に充てられた漢字が結構笑えます。
たとえば、克伊，凡娜，莉達，慕洛，犀牛角怪獣，愛莉雅，猫神官、なんて、誰だか判りますか？
（答えは一番下です。）

甲竜伝説／日光社　　各　＄28　（詳細不明）

一見、日本版のコミックスですが、香港のマーケットで発見したコピー商品です。中身はもちろん中文版です。
表紙の輪郭はぼけて、カラーの色合いも変なコントラストになった、典型的なコピー商品ですね。中身も、目次、人物紹介などのページは一切無し、なんと１巻は６話の２０ページ目でぷっつり・・・と切れています。
背や裏表紙を見ると、日本製のコミックをそのままコピーしたものであることが判ります。
中身は上の正規中文版とそっくりなのですが、微妙に漢字訳が異なっている部分があります。

１，２巻しか見つからなかったのですが、これで全部なのか？続きがあるのか？　詳しいことは不明です。